初めてユーザーから要望が届いた。「秋葉原ゾンビ」さんからのフィードバックで、ホーム画面から子役カウンターに直接入れないのが不便だという内容だった。
リリースから数週間、数字は見ていた。閲覧数、インストール数、広告収益(0になった)。でも数字に人間はいない。要望が届いた瞬間が、アプリの向こうに使っている人間がいると実感できた初めての瞬間だった。使っていて不満を送ってくれるのは、それだけ使い込んでくれているということでもある。さっそく対応した。
アップデート内容
今回の変更点。
メモを開かずに直接カウンターを立ち上げられるように。秋葉原ゾンビさんの要望。
上下どちらにも手動でメモを挿入できるように。流れの途中で追記したいときに使える。
名前を入れなくてもメモを保存できるようにした。とりあえず残したいときの手間が減る。
振り返り
なぜ最初からそうしなかったのか。
今回の3つの変更は、いずれも「なぜ最初からそうしなかったのか」と言われると返す言葉がない類の修正だ。
ホーム画面からのシームレス起動は、設計のときに「メモを開いてからカウンターに進むのが自然な流れだろう」と思い込んでいた。でも実際の使われ方は違った。ホールに着いてすぐカウンターを出したい。その場面では、メモを経由するステップは明らかに邪魔だ。作っている側と使う側の「自然な流れ」がずれていた。
機種名なしで保存できるようにしたのも同じ構造だ。「とりあえず今日の収支だけ残したい」という場面で、機種名を入力するステップが壁になっていた。必須にする理由は設計上の都合であって、ユーザーの都合ではなかった。
差し込み機能は自分でも使いながら「あったほうがいい」と思っていた機能で、今回のアップデートのタイミングで一緒に入れた。実際に使っていて気になった部分と、要望として届いた部分を同じタイミングで直すのが今のやり方になっている。
方針
大きな機能より、小さなストレスを先に消す。
アプリ開発では「次は何を足すか」の議論になりやすい。でも今の方針は逆で、使っていて「あ、ここ微妙だな」と思う瞬間を減らすことを優先している。
新機能は使う人を増やすかもしれないが、小さなストレスは使い続ける人を減らす。2タップ余分にかかる、名前を入れないといけない、ちょっと差し込みたいのにできない——こういう摩擦が積み重なると、アプリを開くのが面倒になる。機能が揃っていても、そこで負ける。
スロットやパチンコの最中に使うアプリという性質上、操作は極力少なくしたい。ゲーム数を記録するのに時間がかかるなら使わなくなる。使われなくなったアプリに新機能を足しても意味がない。だからまず、使い続けたいと思える状態を作ることを優先している。
もちろん、大きな機能追加もいずれはやる。でも今の段階でそれより先にやることがある。フィードバックをくれた人に応える方が、ずっと意味がある。
方針
大きな機能より、小さなストレスを先につぶす。使っていて「あ、ここ微妙だな」と思う瞬間をゼロに近づけていく。それが今のバージョンアップの基準だ。お願い
要望、ドシドシください。
気になること、不便なこと、「こうだったらいいのに」があれば何でも教えてほしい。アプリ内からでも、メールでも、Xでも構わない。
秋葉原ゾンビさんが送ってくれたように、小さな一言でいい。それが次のアップデートの起点になる。使っているアプリをより使いやすくするための意見は、どんな内容でも歓迎している。